一般的な私立中であれば、問題は国語・算数・社会・理科が科目ごとに出題される。一方、都立中は「適性検査」という名称で、各科目の要素が入り交じった問題が出される。しかも、回答は数百字で論理的に結論を導き出すことを求められる。私立向けの受験勉強だけをしてきた学生だと、簡単に対応できないのだ。
復習ノートで論理的な思考の定着を図る
そこでenaは、8年前から都立中の受験に特化する方針に転換。3年前には都立中受験のための独自教材を開発するなど、同業他社とは異なる戦略を押し進めている。
たとえば、都立中の適性検査は50%以上が理系に属する問題なので、計算力が必須。そこで、計算の練習やパズル系の問題に毎日取り組ませる。そのうえで、計算の確認テストや学力判定テストを定期的に実施。
さらに、復習ノートを作らせて、できなかった問題をやり直す。論理的な回答が求められる都立中入試に対応して、思考過程も書かせることで、足りていなかった部分を反芻させる。
作文演習で偏差値に大きな差
中でも力を入れているのが、作文演習だ。往々にして小学生は長文を書くのが苦手で、最初は絵日記程度の内容しか書けない。なので、まずはイエスかノーかの意見文を書かせることから始める。次に、意見、体験、まとめ、といったパートごとに書かせ、最終的にまとまった文章にするという過程を踏む。
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