意外?これから伸びる大学はこれだ!

資格取得実績や、留学者数に注目

今後伸びる大学はどこか?(写真:tooru sasaki / Imasia)
大学戦国時代。将来生き残れる大学選びも重要だ。大学の各種データから今後伸びていきそうな大学を探ってみた。

少子化によって、現在、私立大学の半数近くが定員割れだ。

生き残りをかけて、各大学が入試改革やキャンパス移転などを行う中、志願者数などを伸ばしている大学もある。10年前のデータと比べて伸びている大学、今後伸びていきそうな大学を紹介しよう。

建築や土木が人気

近年は少し改善されてきたが、2008年のリーマン・ショック以降、大学生の就職難が続いた。このため、就職に強い大学、資格を取得できる大学が人気を集めた。就職力のある「理系」、なかでも、20年の東京オリンピックが追い風となり、工学部の建築学科や土木工学科、機械工学科などが注目を集めている。

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リハビリによって身体の機能回復をサポートする理学療法士、発達障害の子どもや認知症の高齢者らの生活を支援する作業療法士は、高齢化が進む日本でニーズがある職業だ。2013年度の合格率は、理学療法士が83.7%、作業療法士が86.6%だが、同大はれぞれ86.1%、92.7%と高い。偏差値48の健康メディカル学部の菊池恵美子学部長は、「年間約10回の校内模試と2回の業者模試を行うほか、教員1人が6人ぐらいの学生を担当するチューター制度を実施し、きめ細かな指導をしています」と話す。

帝京平成大は、池袋キャンパスの健康メディカル学部と千葉キャンパスの地域医療学部に理学療法学科、作業療法学科があるほか、薬学部や、看護、柔道整復、鍼灸などの医療関係の学科がある。

健康メディカル学部の作業療法学科では、13年から保護者合同懇談会を実施しているが、約3分の1が出席し、保護者の関心も高い。

「帝京平成大のように、国家資格の合格率が高いところは早い時期から資格試験対策に力を入れています。試験対策は大切ですが、重点を置きすぎる大学は専門学校化してしまいますから、大学としてどのような教育をしているか教育内容に注目して志望校を選びましょう」

『大学ランキング』(朝日新聞出版)編集部の小林哲夫さんがアドバイスする。

駿台予備学校進学情報センターの石原賢一さんも、こう話す。

「資格や受験資格を取得できる大学は多いが、その資格が就職に直結しているか、今後その職業にニーズがありそうかどうかを調べることが大切です」

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