"最強アイドル"「超タフすぎるメンタル」の作り方 「大人の事情」乗り越える松山あおい3つの決意

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「勇気」と言ってしまえば聞こえはいいが、その実、ファンひとりを失うかもしれないわけだから、普通のアイドルにはなかなかできることではない。

「地下アイドル」にとって、ファンひとりのウエイトは、地下にいくほど重くなっていく。それは「地下アイドル」独特の構造ゆえだ。

「地下」に行くほど「ファンとの依存関係」が強くなる

多くのアイドルが、少しでも大きなライブイベントに出演するために、観客動員に必死になる。

当然、人気が出て多くの集客が見込めれば、大型のライブハウスでのイベントに誘われるようになる。

逆に、集客がないアイドルは「入場料での収益」が見込めないことから、ライブに呼ばれなくなる出演できるライブがなくなることは死活問題だ。

また、「物販での売り上げ」に収入を頼っており、たとえファンひとりであっても、失うことは大きなロスを意味する。それゆえに「地下にいくほど、依存関係は強くなる」という構造となる。

文句だけを言い続ける人はファンじゃありません。もう最初の事務所の頃に一番辛い思いをしたので。他はそれに比べたら全然平気です」と松山は言ってのける。

とかく「アイドルは病みやすい」と言われる昨今。その原因となるのは「ファンとの距離の近さ」にあると言われている。

コロナ禍以前であれば「握手会」。そして「チェキ会」「SNSを通じてのやりとり」「ライブ配信」など、ファンとの距離は非常に近いものがある。だからこそ、心無い発言をする人も出てくる。そして、切り捨てれば、裏で悪口も言われるのが常である。それをも気にしない。

だからこそ、松山には「ファンでない人たちを切り捨てる勇気」が備わっていると言える。

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