単純ヘルペスウイルスは、子どものころに食器の使いまわしや感染者の飛沫などから感染していることが多いが、大人になって初めて感染した場合は発熱する。
「ヘルペスウイルスによる症状を一般的なアフタ性口内炎だと判断して、ステロイド性の抗炎症薬を使用すると、口内炎が悪化しやすいので、発熱を伴っていたり、口の中全体に口内炎ができていたりする場合は、自己判断せずに医療機関を受診してください」(角田さん)
かかりつけの歯科医院などに早めの受診を
角田さんによると、いずれにせよ、ステロイド性の抗炎症薬を使用しても症状が改善しない場合や、2週間以上経っても治らない場合は、かかりつけの歯科医院や病院の口腔外科を受診したほうがいいという。
(取材・文/中寺暁子)
慶應義塾大学歯科・口腔外科准教授
角田和之歯科医師
1992年東京歯科大学歯学部卒業。国立病院機構栃木病院歯科口腔外科、慶應義塾大学医学部助手などを経て2021年から現職。慶應義塾大学病院歯科・口腔外科の口腔粘膜疾患専門 外来を担当する。日本口腔内科学会専門医・指導医、日本口腔外科学会専門医。
角田和之歯科医師
1992年東京歯科大学歯学部卒業。国立病院機構栃木病院歯科口腔外科、慶應義塾大学医学部助手などを経て2021年から現職。慶應義塾大学病院歯科・口腔外科の口腔粘膜疾患専門 外来を担当する。日本口腔内科学会専門医・指導医、日本口腔外科学会専門医。
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