「兄弟姉妹関係」でわかる"本当に向いている役職" 「弟妹」はリーダーになれない、は本当なのか

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

男性だけの環境で育ってきた兄弟や、姉妹の妹だった方が、女性ばかりのチームのマネジメントをするのは(兄弟姉妹の属性だけで考えると)難しいところがあるかもしれません。男性の中で揉まれてきた兄弟は、女性の気持ちに配慮できないところがあります。そうなると、部下である女性たちからはそっぽを向かれてしまうでしょう。

妹の場合は、部下から可愛がられ、いじられる存在であればうまくいきます。しかし、メンバーからの信頼を獲得するためには、きちんと彼女たちの話を聴いて、認められる存在にならなければいけません。

また、先ほど弟妹の面倒を見てきた姉は適していると書きましたが、逆に妹と戦ってきた姉の場合は難しいでしょう。なぜなら、無意識にチームメンバーを「敵」とみなしてしまうからです。

マネージャーは部下の「きょうだい」を把握

兄弟姉妹の心理学 弟がいる姉はなぜ幸せになれないのか
『兄弟姉妹の心理学 弟がいる姉はなぜ幸せになれないのか』(WAVE出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

あなたが職場のマネージャーであれば、チームメンバーの兄弟姉妹を知ることで、円滑なチーム運営が可能になるでしょう。

「兄弟の次男であるA君は、頑張り屋だけど何でも自分でやろうとするくせがある。だから、姉妹の姉であるBさんにそれとなく見守ってもらうようにお願いすれば、良い関係性が築けるんじゃないだろうか」

こんな具合です。

兄弟姉妹の心理が人間関係のすべてを担うわけではありませんが、身近な人間関係をより良好な関係に育てていくための一助になることは間違いないでしょう。

根本 裕幸 心理カウンセラー、講師、作家

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

ねもと ひろゆき / Hiroyuki Nemoto

1972年9月6日生まれ。静岡県浜松市出身。1997年より神戸メンタルサービス代表・平準司氏に師事。2000年プロカウンセラーとしてデビュー。2001年カウンセリングサービス設立に寄与。以後、14年間企画・運営に従事し、2003年から年間100本以上の講座やセミナーをこなす。2015年3月退職し独立。フリーのカウンセラー/講師/作家として活動を始める。得意ジャンルは、離婚、浮気、セックスレス等の夫婦問題を始め、結婚・恋愛などの男女関係から、職場の人間関係やライフワーク等のビジネス心理、家族の問題、病気や性格に関する問題などを幅広く扱う。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事