「兄弟姉妹関係」でわかる"本当に向いている役職" 「弟妹」はリーダーになれない、は本当なのか
では、「兄弟姉妹」の関係はどんな影響を及ぼすのでしょうか。
親子の関係が「上下関係」のベースなら、兄弟姉妹の関係は、いわば「横のつながり」のベースと言えます。中高生時代の友達を思い出してみてください。
クラス委員を務めたり、学校行事でリーダー役を買って出たりする「頼れる同級生」は第一子(兄・姉)が多かったと思いませんか? また、クラスの人気者でみんなに笑顔を提供していた同級生は、末っ子であることが多かったのではないでしょうか?
そして、その後の人生を追いかければ、よくリーダー役を務めていた兄や姉は仕事でも家庭でもリーダー役を担っていることが多いはず。みんなから可愛がられていた末っ子は、職場でも場の空気を和ませる「いじられ役」を続けているのではないでしょうか?
もちろん、すべてのケースに当てはまるわけではありませんが、兄姉はしっかり者になってリーダー役に、末っ子の弟妹は人懐っこい所作でみんなに可愛がられるタイプになることが少なくありません。それはまるで、子ども時代に家庭の中で担っていた役割が学校や社会の中でも引き継がれ、そこにうまく収まるようにしくまれているかのようです。
「兄弟姉妹の関係」はビジネスシーンにも影響する
「3歳までに人生の80%の価値観が決まる」と言われますが、人が幼い頃に家庭内で体験したことは、その後の人生の土台となります。それは人間関係に限らず、仕事、お金、恋愛、夫婦、子育てなど、さまざまな問題をつくり出すのです。
兄弟姉妹の関係はビジネスシーンにも影響を与えます。何かと衝突しがちな兄同士、弟妹ばかりのチームの中で暴走するリーダー役の姉、チームの中で孤立しやすいひとりっ子、部下ができるとどうしていいのかわからない末っ子など……。
もちろん、必ずそうなるわけではありませんが、もしかすると今のチームの問題が兄弟姉妹の心理を知ることで解決できるかもしれません。
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