「1人ひとりの顔が映った四角いタイルが画面上にずらりと並ぶことには、大きな利点があります」
アハリは、こう語っている。
「自宅のリビングルームにいても、オフィスにいても、誰もが意見を述べられます。どの土地にいようと、時差がどうであろうと、画面に映し出されるタイルはみんな同じです。この点は、平等な参加を実現するという面で素晴らしいことだと思います」
このように会議の形式を精査することに加えて、「本当に出席する必要があるメンバーを厳選することも重要だ」と、ニーリーは主張する。「出席者の数をできるだけ少なくすべき」だというのだ。
ダレない会議、理想は「6人以内」
具体的には、「ソーシャル・ローフィング(社会的手抜き)」と呼ばれる現象が起きて、メンバーが会議の場に「出席」しているのに、話し合いに「参加」していない状態になるリスクを小さくするためには、出席者を6人未満に抑えるほうがいい。
見落としてはならないのは、単にテクノロジーを導入するだけでは十分でないことだ。テクノロジーの採用に関する歴史的研究によれば、テクノロジーのイノベーションも重要だが、そうしたテクノロジーが真の成果を生むためには、組織のあり方とマネジメントの慣行およびプロセスのイノベーションも欠かせない。
生産性向上のプロセスを強力に前進させたければ、テクノロジーのイノベーションと、連携のリズムを確立するなどの働き方の変革を組み合わせる必要がある。
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