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転職するなら「外資系企業がおすすめ」納得の理由 「ヘッドハンター×大学教授」転職対談:前編

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  • 妹尾 輝男 ヘッドハンター、コーン・フェリー元日本代表
  • 植田 統 国際経営コンサルタント、弁護士、名古屋商科大学経営大学院(MBA)教授
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妹尾:日本の大企業から外資系企業に転職したのは、正解だったと思いますか?

「殴られたら殴り返す」という打たれ強さ

植田:後づけにはなってしまいますが、このときの選択は自分にとってとてもよかったと思います。

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退職後も当時の同僚とのつき合いがあるのですが、その中にはずっと銀行員を続けた人がかなりの数にのぼります。一方、外資のコンサルティング会社は新卒で入社してくる人は稀で、ほとんどが転職組です。

そんな両者を見比べると、途中で自らのキャリアを転換した人のほうが、圧倒的に「打たれ強さ」を感じるのです。

キャリア転換組は、「殴られたら殴り返す」といった気概や、「いったんは避けて、隙をついてボディブローを食らわせてやる」という狡猾さを持ち合わせています。難局に直面しても回避したり、別の道を探し出すといった生存能力の高さを感じさせられます。

この能力に関しては、日本の会社に務め続けた人と、途中で転職して自分のキャリアを開拓してきた人では、大きな差が生じるように感じます。今後ますます厳しくなる競争の世界では、こうした「打たれ強さ」が、生き残っていくためのカギになると思うのです。

妹尾:なるほど、「打たれ強さ」というのはいい表現ですね。私が『世界は悪ガキを求めている』の中で紹介した、今の時代にグローバル企業で求められている悪ガキ的リーダーたちも、間違いなく備えていた素養だと思います。打たれるたびに凹んでいたようでは、彼らのように我が道を進むことはできませんから。

自分のキャリアを開拓してきた人たちの「打たれ強さ」は、おそらく彼らが多くの修羅場を潜り抜けてきた経験の賜物のように思います。なぜなら、「打たれ強さ」は、いくら本を読んだり、心がけを変えても身につくものではないからです。

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【「修羅場経験」が人を強くする】

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