転職するなら「外資系企業がおすすめ」納得の理由 「ヘッドハンター×大学教授」転職対談:前編

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微笑むキャリアウーマン
「迷っているなら外資系」と言い切れる理由とは?(画像:metamorworks/PIXTA)
総務省の『労働力調査』によると、「転職者数」は経済状況に左右されるため年によって増減があものの、「転職等希望者数」は2016年以降、増加の一途をたどっています。「転職」は、もはや日本人にとって特別なことではなくなりました。
では、転職に際し、外資系企業で新たな挑戦をすべきか、日系企業で踏ん張るべきか――そう悩んでいる読者も多いのではないでしょうか。
ヘッドハンティング、および人材組織全般のコンサルティング会社として世界最大規模を誇るコーン・フェリーにおける30年以上の活躍をもとに『世界は悪ガキを求めている――新時代を勝ち抜く人の思考/行動/キャリア』を著した妹尾輝男氏と、著書『2040年 「仕事とキャリア」年表』でこれからの日本人の働き方の変化を予測した国際経営コンサルタント・名古屋商科大学経営大学院教授の植田統氏が、日本人の転職を語ります。
後編:「外資企業では役立たず」な日本人エリートの盲点

「打たれ強さ」こそ、生き残りのために不可欠な素養

妹尾:植田さんは現在、経営コンサルタント、弁護士、そして大学教授としてご活躍されていますが、新卒では東京銀行(現三菱UFJ銀行)に入社されたと聞いています。

世界は悪ガキを求めている: 新時代を勝ち抜く人の思考/行動/キャリア
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その後、日本がバブルの好景気に沸いていた時期に、銀行を退職し外資系のコンサルティング会社に転職されました。当時は今のように転職は当たり前ではなかったと思いますし、ましてや東京銀行のような一流企業を辞めるというのは、かなりレアなケースで、ずいぶんと思い切った行動だったのではないかと思います。

植田さんはどのような理由で銀行を退職し、外資への転職を決意なさったのでしょうか?

植田:正直に言うと、明確に何かやりたいことがあって銀行を辞めたわけではありませんでした。ですので、家族を含め周りからはかなり反対されました。

あえて銀行を辞めた理由を探すと、周りに気を遣って、八方美人的に振る舞わなくてはいけない日本企業の「忖度文化」に窮屈さを覚えていたのが、いちばんだったように思います。

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