転職するなら「外資系企業がおすすめ」納得の理由 「ヘッドハンター×大学教授」転職対談:前編
「打たれ強さ」こそ、生き残りのために不可欠な素養
妹尾:植田さんは現在、経営コンサルタント、弁護士、そして大学教授としてご活躍されていますが、新卒では東京銀行(現三菱UFJ銀行)に入社されたと聞いています。
その後、日本がバブルの好景気に沸いていた時期に、銀行を退職し外資系のコンサルティング会社に転職されました。当時は今のように転職は当たり前ではなかったと思いますし、ましてや東京銀行のような一流企業を辞めるというのは、かなりレアなケースで、ずいぶんと思い切った行動だったのではないかと思います。
植田さんはどのような理由で銀行を退職し、外資への転職を決意なさったのでしょうか?
植田:正直に言うと、明確に何かやりたいことがあって銀行を辞めたわけではありませんでした。ですので、家族を含め周りからはかなり反対されました。
あえて銀行を辞めた理由を探すと、周りに気を遣って、八方美人的に振る舞わなくてはいけない日本企業の「忖度文化」に窮屈さを覚えていたのが、いちばんだったように思います。


















