｢年収1000万の彼女｣が結婚で重視した意外な条件 人生後半戦で婚活したらこうなった！

行動力も決断力もある美紀さんはお見合い4日後には「私と一緒に暮らしませんか？」と事実上のプロポーズ。ヘッドセットを購入して大輔さんに贈り、会社までの行き帰りでも美紀さんとLINE電話ができるようにした。

「もっと話したいなーと思ったからです」

4年経った現在も新婚のような甘い生活

9月にお見合いして11月には婚姻届を提出。4年前の出来事だが、現在も新婚のような甘い生活が続いている。少々強引でもある美紀さんが大輔さんは可愛くて仕方ない。「愉快な人なんです。そのなりふりがすべて面白い」とのろけ始めた。

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「テレワーク中はカッチリしているビジネスウーマンだなと感心しています。でも、普段の生活ではしょっちゅうモノを探している、抜けたところがある人なんです」

実家と距離を置くようになってから体調が良くなったという美紀さん。片付けをはじめとする家事全般は苦手で、ワガママで気が強いと自認している。

「そんな私を受け入れてくれて、家事も半分以上やってくれる大輔さんには感謝しかありません。彼の経歴を聞いたら、意外なほど私の近くにいたことがわかりました。近所のお兄さんだったんです。大学卒業と同時に大輔さんと結婚したかった！」

ただし、実家との関係に苦しみ続けてきた美紀さんは「女性が結婚しないでもいい時代」で良かったとも感じている。

「私が若い頃は結婚しない女性は人間失格のように言われていました。でも、今は女性も稼げるので生きていくために結婚しなくてもいい時代です。私はあきらめをつけるために結婚相談所に登録しましたが、大輔さんを見つけなかったら誰とも再婚しなかったと思います」

結婚してもいいし、結婚しなくてもいい。選択肢の多い時代を長く生きていると、自由の価値を実感できなかったりする。しかし、「ありがたい時代だ」と思ったほうが何歳からでも自分らしく豊かに暮らせる可能性が高まるのかもしれない。これから都内デートをしたそうな2人と品川駅前で別れて帰路についた。