「大輔さんのプロフィール写真が尊敬する上司に似ていると思ったからです。いま見るとまったく似てないんですけど(笑)。私の検索条件は、50歳から65歳までで、関東地方に住んでいて、年収500万円以上の大卒男性でした。あと、子どもは欲しくないことです」
美紀さんは超高学歴であり、外資系企業のマネージャー職である現在は年収1000万円を軽く超えている。それにしては結婚相手に求める条件が低めなのは体験的な理由があるようだ。
趣味しか合っていなかった前夫
「最初の結婚は35歳のときで、ちょっと変わった喫茶店の常連客同士でした。今から思うと、同い年の彼とは趣味しか合っていなかったように思います」
ともに文化系だが、学者でもある前夫は「高尚なもの」を好む傾向が強く、音楽ならばクラシックに耽溺。J-POPを愛する美紀さんをバカにするようなところがあった。
その頃に美紀さんは家族との関係性からうつ病を患い、長い闘病生活に入る。温かみのない前夫とは別れて一人暮らしを再開した美紀さん。20代の頃に海外で鍛えた英語力も生かして外資系企業に就職し、次第にその能力を発揮するようになって現在に至る。
「離婚後に付き合った人もいます。一回り年下の元同僚でした。でも、働くことがどんどん好きになっていく私が気に入らなったようで、自宅にあるパソコンにわざと醤油をこぼしたりするようになってしまいました」
以上の経験から、自分とは異なる経験を積んできた年上男性で「パソコンを壊したりしない人」が美紀さんの結婚条件になっていた。美紀さん自身は5歳以上は若く見える女性であり、自分からお見合い申し込みをする積極性もある。血液型がどうこう言っている大輔さんなどは一撃必殺であった。
「話しやすくて、いろんなことを知っているのにマウントはとらない。面白い男性だなと最初から思いました。小学校6年間が同じ場所にいた最長記録だった私とは違い、同じ会社で30年近くもきちんと働いているのもすごいです!」
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