「副作用の出方は、人それぞれです。また、そもそも花粉症状も人によって異なります。花粉症の飲み薬は、完治させるものではなく、症状を抑えるためのものです。だからこそ、個人に合った方法を見つけて、症状を上手くコントロールすることが重要といえます」
こう話す梅田院長に、ツライ花粉症の対処法について教えてもらった。
① 症状が治まらない時には、副作用を念頭に薬を乗り変える
②眠気の副作用を持つ薬は、寝る前に試し、口の渇きはこまめに水分補給で。さらに、便秘解消のために積極的に食物繊維を食べる
③体質に合わなければすぐに乗り換える
④くしゃみや鼻水の症状がひどいときには、顔を洗う。女性は化粧直しができるグッズを化粧ポーチの中に常備を
⑤帰宅後にはすぐにシャワーや風呂に入る
⑥忙しいとはいえ、睡眠時間をきちんと確保する。イライラして眠れないときには、花粉症の薬の副作用を逆手にとって活用する
⑦冷たい飲み物を飲むのは避ける。温かい飲み物を飲むと、症状が軽減されやすい
⑧アルコールは控える
「アルコールは血管を広げるため、鼻づまりを悪化させるだけでなく、粘膜の炎症をひどくする作用があります。また、鼻水は細胞から放出される水分で、身体を冷やすと鼻水は増えやすくなります。温かい飲み物を飲んで体内を温めると、汗や尿として細胞内の水分が排出されやすくなるため、症状軽減に役立ちます。ただし、唐辛子のような刺激物の入った鍋物は、香辛料が粘膜の炎症を後押しするためおススメできません。刺激物を避け、温かい飲み物を活用してみてください」と梅田院長は話す。
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