名医が直伝!つらい花粉症の軽減法とは 飛散はピーク、なんとかしたいあなたへ

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「副作用の出方は、人それぞれです。また、そもそも花粉症状も人によって異なります。花粉症の飲み薬は、完治させるものではなく、症状を抑えるためのものです。だからこそ、個人に合った方法を見つけて、症状を上手くコントロールすることが重要といえます」

こう話す梅田院長に、ツライ花粉症の対処法について教えてもらった。

① 症状が治まらない時には、副作用を念頭に薬を乗り変える

②眠気の副作用を持つ薬は、寝る前に試し、口の渇きはこまめに水分補給で。さらに、便秘解消のために積極的に食物繊維を食べる

③体質に合わなければすぐに乗り換える

④くしゃみや鼻水の症状がひどいときには、顔を洗う。女性は化粧直しができるグッズを化粧ポーチの中に常備を

⑤帰宅後にはすぐにシャワーや風呂に入る

⑥忙しいとはいえ、睡眠時間をきちんと確保する。イライラして眠れないときには、花粉症の薬の副作用を逆手にとって活用する

⑦冷たい飲み物を飲むのは避ける。温かい飲み物を飲むと、症状が軽減されやすい

⑧アルコールは控える

「アルコールは血管を広げるため、鼻づまりを悪化させるだけでなく、粘膜の炎症をひどくする作用があります。また、鼻水は細胞から放出される水分で、身体を冷やすと鼻水は増えやすくなります。温かい飲み物を飲んで体内を温めると、汗や尿として細胞内の水分が排出されやすくなるため、症状軽減に役立ちます。ただし、唐辛子のような刺激物の入った鍋物は、香辛料が粘膜の炎症を後押しするためおススメできません。刺激物を避け、温かい飲み物を活用してみてください」と梅田院長は話す。
 

安達 純子 医療ジャーナリスト

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あだち じゅんこ / Junko Adachi

東京生まれ。医療ジャーナリスト。医学ジャーナリスト協会会員。大手企業のOLから転身。フリーランスの雑誌記者としてさまざまなジャンルの取材を行う中で、病気の発生メカニズムに興味を持ち、医療関係の記事の執筆に比重を置くようになった。現在は、先進医療といった最新の医療状況をはじめ、免疫疾患や感染症などに強い関心を持つ一方で、生活習慣病といった身近な病気を対象とした記事を数多く新聞等で連載中。身体に個人差がある中で、その人にとっての健康とはなにか。病気の仕組みはどこまで解明できるのか。また、未知の病気の正体はどこにあるのかなどをテーマに現在取材を進めている。

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