2つめは「焼き鳥」です。
スーパーの焼き鳥はカチカチに固まって、タレが「不自然な粘状」になっていることが多いものです。これは多くが「冷凍の仕入れ品」だからです。
「仕入れ品はどこでつくられるのか」というと、多くが東南アジアなどの海外です。
海外の工場で肉をさばいて串打ちして、加熱までしたものを「冷凍」し、持ってきているのです。それを国内で「解凍」して、タレをつけて焼いて完成させるわけです。
「(日本の)焼き鳥を食べない国で、本当においしい焼き鳥がつくれるのか」という疑問はおいたとしても、この焼き鳥には「いくつかの問題」があります。
焼き鳥に潜む「問題」とは?
まず、肉自体が、やはり国産に比べて、おいしくないことが多いものです。
それを、つくってから海を越えて運び込んでくるわけですから、かなり時間が経ってしまい、そこでさらにおいしさが損なわれてしまいます。それに加えて「二度加熱」になってしまうから、「ジューシーさ」が損なわれて、肉が「パサパサ」になりがちです。
もちろん「店内調理」で生の鶏肉を切って串を打って焼いているところもありますが、残念ながら少数です。
最近では、焼き鳥も「冷凍品」が圧倒的に多くなってきています。コンビニではこちらが主流で、スーパーでも増えてきているようです。
空気を含んでいる四角いパックに入っていて、他の惣菜とともに展開されています。串差しにはなってなくて、バラです。これは単純に串打ちしないほうがラクだからでしょう。
この「パック品の冷凍焼き鳥」ですが、あくまで私の感想では、水っぽくて「本来の焼き鳥のおいしさ」がありません。
なぜ水っぽくなるのかというと、パックに入れて冷凍するときに、パックの天井に水滴がついて凍ってしまい、それが解凍するときに垂れてきてしまうことが多いからです。また、そもそも解凍すると、鶏肉から水が出ます。
鶏肉から出た水分に容器の水分が混じって、より水っぽくなり、おいしさが失われてしまうのだと思います。
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