そしてもうひとつ言いたいのは、「市販の惣菜」に求めすぎないということです。
そもそも、市販の惣菜には「限界」があり、多くの食品は「できたて」から時間が経つほど味が劣化していく、そして「安さ」と「簡単」「便利さ」を求めるには「代償」も伴うという「当たり前のこと」を忘れてしまっている消費者が多すぎるように思います。
「安さ」「簡単」「便利さ」には「代償」も伴う
天ぷらがヘタるのは「自然現象」です。それを「惣菜」に求めること自体に無理があります。
それに、「安さ」を求めるなら「中国産野菜」をはじめとした「輸入食材」を、「常温販売」のリスクがあるからには保存料をはじめとした「添加物」を使わざるを得ないのです。
「自分でつくるのは面倒だけど、添加物や安価な輸入食材はいやだ」
「すぐに腐るものは困る」
「品数も豊富なほうがいい」
などと要求が高い消費者も、一部には多いと思うのです。
そこには「スーパーにあれこれ求めすぎている」「スーパーの惣菜の限界」を認めない「消費者側のわがまま」もあるように思えてなりません。
「市販の惣菜」には限界があります。「添加物」や「中国産野菜」が嫌なのであれば、「自分で食材を買ってきて、手作りすればいいだけ」の話です。
「平気で『お弁当』を買う人が知らない超残念な真実」でも解説したように、「安さ」「便利さ」ばかりを追い求めず、「簡単にできるレシピ」を知ったうえで「手軽に時短でできる、手作りのおいしさ」を見直し、味わってほしいというのが、「食の裏側」を知る人間としての切なる願いです。
惣菜を買いに行く5分、10分の時間で簡単につくれる「おいしい時短料理」はたくさんあります。
「安部ごはん」も、「おいしいものを食べたいけど、手作りする時間がない」という消費者の声を受けて、私が15年かけて開発した「時短&絶品&無添加レシピ」です。
もし「市販の惣菜」を取り入れるなら、「ある程度の寛容さ」をもって取り入れる、「裏側」を知ったうえで「きちんと選んで食べる」ことが大事ではないでしょうか。
人がつくったもの(市販の惣菜)を食べるというのは、そういうことだと私は思います。
(次の記事:スーパー「3大おすすめ惣菜」にも"落とし穴"あり)
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