高級化粧品頼みの人が知らない「残念な真実」 「腸の本気」を引き出せば悩みから解放される
腸は、体のあらゆる臓器の働きを助ける大黒柱のような存在です。その理由は、腸の「入れる」「出す」「ジャッジする」という3つの働きにあります。
「入れる」とは、体に入ってきたものから必要な栄養を吸収すること。「出す」とは、有害物質や老廃物などいらないものを排出すること。そして、入れるか出すかを判断するのが「ジャッジ」の働きになります。
栄養をじゅうぶんに取り入れ、いらないものをしっかりと排出すると、質のよい血液が作られます。その血液が、体中をサラサラとめぐって栄養と酸素をすみずみまで届けることで、ほかの臓器も元気に働きだします。すると、肌のターンオーバー(新陳代謝)は正常に整い、くすみが消えて血色も透明感もアップ。
また、免疫機能も正常に働くので、吹き出物や敏感肌などのトラブルも改善されるのです。
反対に、「入れる」「出す」「ジャッジする」という腸の3つの働きが弱ると、体の内側は総崩れの状態に。肌細胞に水分と栄養が行き渡らない=乾燥、免疫機能が弱る=吹き出物やアレルギー症状、たまった老廃物から活性酸素が出る=シミ、しわ、たるみ……というように、肌表面にさまざまなトラブルが表れてきてしまいます。
腸の老化は20代から始まっている
腸の働きが低下する原因には、「老化」も挙げられます。腸の状態は肌のように目に見えるものではないのでわかりにくいのですが、肌と同じように老化は避けられません。たとえば、乳児期の腸内にはビフィズス菌が95%以上もいますが、60代ではなんと5%前後まで減ってしまいます。
老化はいつから始まるのかというと、なんと20代から。人間の若さのピークは成長が止まる19歳ごろとされており、それ以降は体内のあちこちで老化が始まります。それでも20~30代のうちは無理が利くものですが、40代くらいから老化を自覚するようになり、60歳を過ぎると腸内の状態は悪化しやすくなります。
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