子どもが勉強に向かう「10秒アクション」の威力 「まず動く」ことでやる気は後からついてくる
また、「時間と場所を固定する」方法もお勧めです。たとえば、我が家の中学生の息子は、勉強しなければならないときには、自分なりに集中しやすい時間帯に、スマホを家に置いて図書館や有料自習室などに行くようにしていました。
「図書館では勉強する」といように、「同じ場所で同じことをする」ことにより集中できる効果を、心理学の世界では「アンカリング(条件付け)」と呼んでいます。
この条件反射状態をつくるためにも、行き当たりばったりではなく、「この場所では、この勉強をする」と決めて可能なかぎり実行してみましょう。
やる気があろうとなかろうとアクションを起こす
「よし!勉強しよう!」というやる気があろうとなかろうと、とにかくその時間になったら家を出て図書館に向かってしまう。
そのアクションを起こすことで、やる気も後からついてきます。もちろん、これは家の中でもできます。「勉強机の上では勉強以外しない」「単語を覚えるのはリビングテーブルのこの椅子で」など、家の中をいくつかのエリアに分けて考えればいいのです。
いかがでしょう。これらの「やる気」スイッチを入れるテクニックは子どもに限らず大人にも有効ですので、ぜひ親子で取り組んでみてください。
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