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脇毛も歌にする「万葉集」学校で教えぬ狂気的魅力 「令和」の出典元となった歌集の中身が面白すぎる

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どうやらこの歌は、ロマンチックな本気のラブレターではなさそう。そうわかってがっくり来たところで、さらにダメ押しの極めつけ。この歌には、「あかね=紫草の根」「紫野」「標野」「野守」「袖」など、猟や獲物に関する言葉が詠み込まれている。

そう、おそらく2人のやりとりは、狩りが無事終わった後の、宴会における遊びの歌だった。 今でいえば、会社の2次会のカラオケで、一番偉い人の奥さん(額田王)が、にやにやしながら不倫の歌を選んだ。すると2番手の偉い人(大海人皇子)がノリノリで2番のデュエットを重ねた。そして皆でわははと笑った。……そんなノリだったのではないだろうか。

今も昔も変わらないことはたくさんある

真相は、教科書で教えられたような不倫スキャンダルではなかった。偉いおじさん、おばさんたちが恋愛ソングのカラオケを歌ったようなものなのだった。

こう解釈すると、額田王は、明るい関西のおばちゃんのような存在に見えてくる。そしてちゃんと「人妻ゆえに我恋ひめやも(人妻ですけど好きですよ!)」と返した大海人皇子は、仕事のできる男性のように思えてくるではないか。

万葉集きっての有名三角関係ドロドロ和歌の真相。案外あっさりしていたけれど、当時の人々の生活が身近に思えてくるのではないだろうか。

古典文学に生きた人々も、今と変わらず、食べて、飲んで、恋して、仕事して、生活をしていた。そのなかに文学が片隅にあった。

ビジネスパーソンが愚痴を言うように、古典文学にもたくさんの仕事の愚痴が描かれている。今も昔も変わらないな、と思うことはたくさんある。だからこそ、まるで知人のSNSやブログを見るように、身近に古典文学に触れてみてはどうだろうか。

それはあなたを助ける「教養」になるかもしれないし、それ以上に、今まで見えなかった世界を見せてくれる扉になるのではないだろうか。

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