コロナ禍でゴルフを始めた人は50万~60万人ともいわれている。理由はいろいろあるだろうが、一番は「感染リスクが少ない屋外環境」であり「適度な運動をしたい」という思いに合致したスポーツとして、ゴルフ人口減少の中で見直されたというものだ。
コロナ禍で「病気」の危険にさらされ、リモートワークなどで家にこもりがちな生活の中で「健康」を意識するのは、本能的なことなのだろうか。
「未病」という言葉、考え方があるそうだ。「病気」と「健康」の中間の状態を表す言葉だという。日本未病学会のHPによると「病気ではないが、健康でもない状態。自覚症状はないが検査結果に異常がある場合と、自覚症状はあるが検査結果に異常がない場合に大別される」とある。
健康診断でチェックが入っている人は「未病」の状態と言えるようだ。厚生労働省の2020年定期健康診断結果報告によると、約1248万人が受診して、有所見者(何らかの数値が悪かった人)は約730万人、58.5%の人が発病しているか、未病の状態だという。
「ゴルフ×健康経営」を目指す組織が誕生
ゴルフで企業の社員や組織・団体の所属者の健康維持促進を目指す「ゴルフde健康経営コンソーシアム」の設立説明会が9月上旬に行われた。
一般社団法人「日本健康ゴルフ推進機構(JHGP)」が同機構内に立ち上げるもので、社員らの健康を図りたい企業などに対し、ゴルフ業界とヘルスケア業界を結び付け「ゴルフ×健康経営」のコンテンツを提供していくというものだ。
「健康経営」というのは「経営の観点から戦略性をもって、働く人の心身の健康を保つことで、組織を活性化させ、会社の収益性を上げ、医療費の適正化へとつなげていくこと」(健康経営会議HPより)という。それを具体化していこうというのがJHGPの活動になる。
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