リベラルアーツ「全然学ばない人、学ぶ人」の大差 「4大メリットを解説!」一流の人は深く学ぶ訳

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最後の4つめは、「個別具体的な経験を『普遍性の高い学び』に結びつけられる」からです。

【理由4】個別具体的な経験を「普遍性の高い学び」に結びつけられる

「幅広い普遍的な学び」であるリベラルアーツを学ぶことで、みなさんそれぞれが経験する自身の「個別具体的な経験」を「普遍性の高い学び」に結びつけていけるようになることも重要なポイントです。

大切になるのは、「個別具体」と「普遍」を往還する「チャンクアップ・チャンクダウン思考」の習慣を身につけることです。

個別具体のケースについて、

「それをひと言で表すとどうなるか」【チャンクアップ】
「それを具体的な事例で示すとどうなるか」【チャンクダウン】


 と自問自答する「チャンクアップ・チャンクダウン」の思考習慣を身につけるのに大きな役割を果たすのがリベラルアーツなのです。

「個別具体的な経験」から「普遍的概念」を導き出すとき、リベラルアーツの知識がいわば「思考の補助線」となって「個別具体」と「普遍」を紐づけします。

リベラルアーツの豊かな知識を持つことで、「重層的な学び」が可能になるのです。

リベラルアーツが「独学力」を強化する

変化が激しく、「正解のない時代」にあって、最も重要な能力は、「時代の変化に対応できるだけの学び」を自ら続けられる「独学力」です。

この先、生き残るためにも、その「独学力」の知的な基盤になる「リベラルアーツ」を学ぶことは必須といえます。

ぜひみなさんも「リベラルアーツ」を幅広く学び「独学力」を高めることでこの先「生き残れる人」になってください。

「リベラルアーツと独学力の有無」によって大きな差がつく、私はそう確信しています。

高橋 俊介 慶應義塾大学 SFC研究所上席所員、キャリア論の第一人者

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たかはし しゅんすけ / Shunsuke Takahashi

1954年東京都生まれ。東京大学工学部航空工学科を卒業後、日本国有鉄道に入社。プリンストン大学工学部修士課程を修了し、マッキンゼー・アンド・カンパニ-東京事務所に入社。1993年に世界有数の人事組織コンサルティング会社である米国ワイアットカンパニーの日本法人ワイアット株式会社(現ウイリス・タワーズワトソン)の代表取締役社長に就任。社長退任後は、個人事務所ピープルファクターコンサルティングを通じ、コンサルティング活動や講演活動、人材育成支援等を行う。2022年4月より慶應義塾大学 SFC研究所上席所員。キャリア形成、人材マネジメント、リーダーシップ、働き方改革などに確かな知見を有し、本質を見抜く目に定評がある。

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