リベラルアーツ「全然学ばない人、学ぶ人」の大差 「4大メリットを解説!」一流の人は深く学ぶ訳

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2つめは、「新しいものを生み出すための『発想力』が鍛えられる」からです。

「自論」を交わすことで「アート脳」が鍛えられる

【理由2】「発想力」を鍛えられる

アートや音楽で感性を豊かにし、「発想力」を強化する。最近、ビジネスパーソンにとっての「アートの重要性」が認識されるようになってきました。

論理的思考は正解のある問題を解くときに大切ですが、答えのない問題と向き合うには、「論理的思考」だけでなく、新しいものを生み出すための「クリエーティビティー」や「発想力」が求められるからでしょう。

幅広く脳の機能を使い、鍛える。その場合、たんにアートや音楽に接するだけでなく、同好の士と「ヨコ社会的」に同じ対象物に対する「自論」を交換すると、「アート脳」が格段に鍛えられます

言葉で表しにくい感性を言葉に転換し、相手にわかりやすく伝え、自分の抜けに気づく。それが、ビジネスにも役立つ能力になっていくのです。

【理由3】「物事の本質を理解する能力」が身につく

世の中にはさまざまな本質的課題が数多くあり、それぞれについて答えを出すのはそう容易ではありません。

大切なのは、「問題意識」を持って自問自答を続け、「主体的に学んでいく」ことです。すると、「引き出し」の数が増えていって、あるとき異質なもの同士が結びついて、普遍的な意味合いがひらめくことがあるのです。

一見、自分の専門性とは異質に思える分野であっても、学ぶことで「普遍性の高い発想の引き出し」を増やすことができ、自身の世界観の形成につなげていくことができます。

そして、その世界観にもとづいて「物事の本質」を理解し「自論」を発信する

ビジネスパーソンにとっての独学力について考えるとき、リベラルアーツを学ぶ最も大きな意味は、ここにあると私は思います。

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