ところが、最近になってやや違う傾向が出てきているという見方もあります。リクルートのブライダル総研が出している「恋愛・結婚調査」における「現在の恋人の有無」の2012年からの時系列データと重ね合わせてみたところ興味深い結果となりました。
2012~2014年にかけては、2つのデータとも同じ推移をたどっているものの、2016年以降のブライダル総研の調査では「恋人がいる率」が急上昇しています。これは20代も30代も同様で、男性だけではなく女性も同様です。
もちろん、調査主体や手法、対象も異なるので、単純に時系列推移として取り扱うことはできませんが、2015年までの値が近しいことから、若者の「恋人がいる率」というのがここ数年では高まっているといえるのかもしれません。だとすれば、これは今後若者の婚姻増の期待もできるのでしょうか。
しかし、残念ながらそうはなりません。百歩譲って、若者の恋愛率が上昇したとしても、それがすなわち若者の婚姻増には結び付かない可能性すらあります。
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