「東大に入学して、驚きました。まわりの東大生たちは、勉強にかぎらず、語学、プログラミング、スポーツ、芸術など、いろいろな分野でやたらと上達が速いんです」
そう語るのが、2浪、偏差値35から奇跡の東大合格を果たした西岡壱誠氏。でもそれは、彼らに「才能がある」ということではないといいます。
「100人以上の東大生に勉強法を聞いて、確信しました。彼らが優れているのは『才能』ではなく、『独学の方法』です。その方法を使えば、誰でも、どんなことでも圧倒的に上達できるようになる。実際、もともと偏差値35だった僕自身も、その方法で東大に受かりました」
そんな独学の方法を解説した40万部突破シリーズの新刊『「学ぶ力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大独学』が刊行されました。ここでは、著者の西岡氏に「東大生の『集中力』の秘密」について解説してもらいます。
東大生は「いっきに」「深く」集中できる
東大生は、勉強でもそれ以外のことでも、やたらと集中力が優れています。
ちょっと前までおしゃべりをしていたのに、「じゃあ勉強しようか」と言ってから30秒もたたずに深い集中状態になり、声をかけても全然反応することがない、なんてこともあります。
一度決めたらすぐにそれに対して全神経を注ぐことができ、何かに邪魔されても気を散らすことなく、長時間ずっと1つの物事に集中できる。そういう能力を持っている東大生が非常に多いのです。
さて、こんなふうに言ってしまうと「やっぱり東大って集中力がないと行けないところなんだな」「先天的な才能が東大生をつくっているんだな」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。東大生はこの集中を、才能ではなく技術で生み出しているのです。
今日は、東大生がどうやって集中しているのか、その本質をご説明したいと思います。
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