
起業家のナラティブ
女性の視点で起業の経験が語られている本は数少ないですが、『Believe It 輝く準備はできてるか』はそのロールモデルとして、非常に参考になると思いました。読者に話しかけるような共感を誘う表現が随所に登場し、会話のように読めて、思わず「わかる!わかる!」と頷いてしまう、他にない面白さがあります。
いわゆる成功譚ではなく、仕事やプライベートといった枠にとどまらない、多角的な自分を表現している本なので、起業家や事業運営に携わる人だけではなく、さまざまな人に響く本だと思います。
著者のジェイミーさんは、自身の会社をロレアルに売却しており、その部分では、今年事業を売却した私自身とオーバーラップするところも多々ありました。
彼女のように燃え尽きてしまうことも、起業家にはよくありますね。1つの山を登り切ったときに、緊張感が和らいでペースが変わるという話も聞きます。
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