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すごいベンチャー「過去500社」最新評価額の明暗 約400社の企業価値を一覧、5年前との比較も

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過去5年分の「すごいベンチャー100」全社について、その後の動向を一斉調査。第2回は「未上場」各社の企業価値がどう変化したかを追った。

最新評価額が最も大きかったのはSmartHR。創業者で当時CEOだった宮田昇始氏(写真中央)は代表を退任し、CTOだった芹澤雅人・現CEOに後を任せた(写真:SmartHR)

特集「すごいベンチャー100 2022年版」の他の記事を読む

「過去に掲載されたベンチャーが今どうなっているのかを知りたい」。『週刊東洋経済』の「すごいベンチャー100」特集(最新版は2022年9月12日発売、予約はこちらから)やその関連企画に対し、毎年多くの読者から寄せられるのがこの要望だ。
そこで今回、2017年から2021年まで5年分の「すごいベンチャー100」特集で取り上げた全社について、その後の動向を一斉調査。「IPO」「未上場」「M&A」「解散・廃業・サービス終了など」に分けて紹介する。
第1回:すごいベンチャー「過去の500社」IPO組の実力は
第2回:当記事
第3回:すごいベンチャー「過去の500社」で買収された面々
第4回:すごいベンチャー「過去の500社」手詰まり組の末路

20カテゴリー、約400社を総点検

第2回では、掲載時と同じく独立系未上場企業である各社を取り上げる。

『週刊東洋経済 2022年9/17-24合併号』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

調査対象の中ではここに分類した企業が最も多く、全体の8割超に当たる406社となった。該当社を「モビリティ」「医療」「人材」「金融」など全20カテゴリーに分け、各表とも最新評価額が大きい順に一覧している。

評価額の算出には、スタートアップ情報プラットフォーム「INITIAL」の協力を得た。さらに2年前、5年前と比べた「評価上昇率」も調査。企業価値の本質的な変化を追うため、評価額全体ではなく株価の「上昇率」「下落率」を、それぞれ矢印で表している(算出方法の詳細は表下部の注記を参照)。

上向きの矢印が並んでいる各社は、経営の方向性や事業の価値について、出資者から受ける評価が着実に積み上がっているといえるだろう。なお、ここ数年は資金調達を実施しても公にしないケースなどが少しずつ増えているため、実際の最新評価額や上昇率とは異なる場合があることを付け加えたい。

最新評価額でトップとなったのは、「人材」カテゴリーのSmartHR(1731億円)。そのほかに「ものづくり」のSpiber(1457億円)とTBM(1336億円)、「コンピューティング」のTRIPLE-1(1641億円)がユニコーン企業(評価額1000億円以上の未上場企業)となった。

掲載時から社名が変わった企業、事業内容ががらりと変わった(ピボットした)企業も多くある。ぜひじっくりと読み進めてほしい。


◇ INDEX ◇
1P【DX】、2P【モビリティ】【宇宙】、3P【ものづくり】【エネルギー】、
4P【コンピューティング】【医療・創薬】、5P【ヘルスケア】【EC・小売り】、
6P【外食】【食品・農業】、7P【くらし】【トラベル】【教育・学習】、
8P【メディア・エンタメ】【人材】、9P【広告・マーケ・営業】【金融】、
10P【建設・不動産】【物流】

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