「エンタメ企業をWeb3化」ガウディが生み出す熱狂 バンナムやサンリオも頼る「NFT活用の伝道師」

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「すごいベンチャー100」2022年最新版から7社をピックアップ。「Web3」領域からは、エンタメ企業のコミュニティ運営を支援する「Gaudiy」を拡大記事で紹介する。

「Gaudiy Fanlink」はIPごとの課題に応じ「ファンの熱量向上を科学的に実現する」ことを売りにしている(画像:Gaudiy)

特集「すごいベンチャー100 2022年版」の他の記事を読む

バンダイナムコ、ソニーミュージック、サンリオ、集英社――。名だたるエンタメ企業に「Web3時代のパートナー」として頼られているベンチャーが、2018年に創業したGaudiy(ガウディ)だ。

2022年5月には、シリーズBラウンドの資金調達で25億円を獲得。STRIVE、ジャフコといったVCに加え、KDDI、バンダイナムコエンターテインメントも出資した。さらに8月には、ソニーミュージック、サンリオなどから9億円の追加出資も受けた。

石川裕也代表はバンナムグループが進めるメタバースプロジェクトの第一弾「ガンダムメタバース」の技術統括顧問にも就いている。ブロックチェーンなどの技術的知見を提供していく予定だ。

終了したゲームのコミュニティに1.7万人参加

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ガウディは2021年3月、IP(キャラクターなどの知的財産)ごとに独自のファンコミュニティを立ち上げられるプラットフォーム「Gaudiy Fanlink(ガウディ・ファンリンク)」を開始した。

NFT(非代替性トークン)、DID(分散型ID)などの技術を活用しながら、ファンの熱量を高めるための場を構築している。これまで集英社、アニプレックスなど、強力なIPを持つ企業と取引してきた。

ソニーミュージック・秋元康氏企画のバーチャルアイドルリズムゲーム「ナナオン」のコミュニティ「ナナコミ」は興味深い事例だ。2022年8月時点で約1万7000人が参加している。

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