スタートアップ育成機運が高まる中、未来のユニコーン候補となるベンチャーはどこか。編集部が独自に100社を選定、その一覧を紹介する。
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イノベーションを生み出す起爆剤として、ベンチャー企業(スタートアップ企業)を支援・育成する動きが加速している。岸田文雄政権も「骨太の方針2022」の目玉政策の1つとして、スタートアップ政策を盛り込んだ。
そうした支援策で起業が促されていくとみられるが、すでにユニコーン(設立10年未満で、評価額10億ドル以上の未上場企業)を目指して邁進しているベンチャーは多い。
有望なベンチャー企業を100社選定
本特集では毎年、そうしたベンチャーの中から、資金調達額の大きさや事業・技術の独自性などを基準に、有望なベンチャー100社を選定。全社を取材し、各社のビジネスモデルや特徴について分析している。過去に掲載した企業は原則除外しており、新しい顔ぶれだ。
領域も「Web3」や「ESG」といった直近の注目分野から、「モビリティ」「宇宙」「医療」「EC・小売り」「金融」「建設・不動産」など、多岐にわたる。
その100社を一覧にしたのが、「すごいベンチャー 2022年最新版100社リスト」(次ページから掲載)だ。さらに、その中から注目の7社をピックアップし、誌面には収まりきらなかったストーリーを拡大版にしてまとめた。
起業家たちの考えや課題意識を通して、ビジネスパーソンが今取り組むべき課題も見えてくるはずだ。
すごいベンチャー 編集部厳選7社
Gaudiy(Web3)
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アスエネ(ESG)
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TURING(モビリティ)
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アダコテック(ものづくり)
「過酷な検品」を変える産総研ベンチャーの新境地
スマートスキャン(医療)
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バニッシュ・スタンダード(EC・小売)
アパレル店員の「賃上げベンチャー」が生む次の波
YOUTRUST(人材)
「南場氏の大叱責」で奮起したYOUTRUSTの針路