資金調達環境に逆風が吹き荒れる中、それでも善戦するレイターステージのベンチャーはどこか。「大型上場予備軍」の現在地、第2回はリーガルフォースだ。

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3年で2000社以上が導入
「もっと大きなスケールで考えなさい」。リーガルフォースの角田望社長は出資を募るプレゼンテーションの場で、ソフトバンクグループの孫正義社長からそう檄を飛ばされた。
2022年6月に約137億円の資金調達を実施すると発表。投資家には孫氏が率いるソフトバンク・ビジョン・ファンドの2号ファンド、アメリカのベンチャーキャピタル(VC)大手セコイア・キャピタルの中国法人、アメリカの金融大手ゴールドマン・サックスと、世界規模のプレーヤーがずらりと並んだ。
リーガルフォースが手がける契約書のAI審査のSaaS(Software as a Service)は、契約書の修正点や抜け落ちのチェックなどを行うもの。2019年の開始から急速に拡大し、3年で2000社以上の企業や法律事務所が導入した。
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