有料会員限定

リーガルフォースが今「英語圏」に照準定める理由 「大型上場予備軍」の現在地②リーガルフォース

✎ 1〜 ✎ 122 ✎ 123 ✎ 124 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

資金調達環境に逆風が吹き荒れる中、それでも善戦するレイターステージのベンチャーはどこか。「大型上場予備軍」の現在地、第2回はリーガルフォースだ。

リーガルフォース 角田望社長
角田氏は森・濱田松本法律事務所出身の弁護士。リーガルフォースと同時に法律事務所も創業(写真:リーガルフォース)

特集「すごいベンチャー100 2022年版」の他の記事を読む

9月12日発売の『週刊東洋経済』9月17日ー24日号では、「すごいベンチャー100 2022年最新版」を特集(アマゾンの購入ページはこちら)。注目のベンチャー100社(2022年最新版・全リストはこちら)の総力取材記事に加え、ベンチャー市場の最新トピックスも網羅する。
株式市場の冷え込みはベンチャー業界にも暗い影を落とした。とくに、すでに一定規模まで事業が拡大し上場前夜と目される「レイターステージ」の各社の資金調達環境が大きく悪化し、経営戦略の見直しを迫られるケースも相次いでいる。
そんな中でも、独自の強みを磨き上げて投資家から巨額資金を引き出し、道を切り開くベンチャーは存在する。日本だけでなく、海外で着実な事業拡大を遂げる会社も増えてきた。彼ら「大型上場予備軍」の現在地に迫る。

3年で2000社以上が導入

週刊東洋経済 2022年9/17-9/24合併号[雑誌](すごいベンチャー100 2022年最新版)
『週刊東洋経済 2022年9/17-9/24号[雑誌](すごいベンチャー100 2022年最新版)』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

「もっと大きなスケールで考えなさい」。リーガルフォースの角田望社長は出資を募るプレゼンテーションの場で、ソフトバンクグループの孫正義社長からそう檄を飛ばされた。

2022年6月に約137億円の資金調達を実施すると発表。投資家には孫氏が率いるソフトバンク・ビジョン・ファンドの2号ファンド、アメリカのベンチャーキャピタル(VC)大手セコイア・キャピタルの中国法人、アメリカの金融大手ゴールドマン・サックスと、世界規模のプレーヤーがずらりと並んだ。

リーガルフォースが手がける契約書のAI審査のSaaS(Software as a Service)は、契約書の修正点や抜け落ちのチェックなどを行うもの。2019年の開始から急速に拡大し、3年で2000社以上の企業や法律事務所が導入した。

次ページ「1年半分の成長投資」を意識
関連記事
トピックボードAD