うわさ話のデメリットはいくつもあります。
まず「どう伝わるかわからない」ということです。例えば、ある人のことを「あの人は仕事が遅いらしい」と言ったとします。それを聞いた人は「あの人は仕事ができないらしい」と伝えるかもしれません。どんどん話に尾ひれがついて「あの人はまったく仕事をしない」という話にすり替わってしまうこともあるでしょう。それが本人の耳に入ることもあります。
ネガティブなネタばかりうわさすれば、いずれ「あの人は誰それの悪口を言っていた」「どうやら経営陣に不満があるらしい」「口が軽い」などと、逆にうわさ話の的にもなりかねません。
話していいのは自分で見聞きしたことだけ
また、うわさ話には、意識していてもいなくても、どうしても悪意が入ってしまうもの。「あの人は女性に厳しいらしい」「仕事はできるけど、家庭はうまくいってないらしい」など、その根っこには妬みや嫉みがあったりします。
とにかく、あらゆる誤解につながり、トラブルの元になります。うわさ話は一切しない、と決めるのがいいでしょう。
そもそも「らしい」という話し方は「損」をします。不確定な情報は、仕事に支障をきたしますし、信頼関係も崩れてしまいます。人を見る目が曇ってしまうのです。
それでは、どういう姿勢が「得」なのでしょうか?
それは自分が実際に見聞きしたこと、実際に経験したことだけを話すということです。
「○○さんは仕事が遅いらしい」はNGですが、「○○さんと仕事したときは、締め切りも守ってくれたし、質もよかったよ」といったように、自分の経験なら話していいでしょう。それは個人的とはいえ、確実な情報だからです。
情報を集めて、いろんな人に教えていると「情報通」ともてはやされますが、実は「この人は信用できる」という信頼は得られていません。情報通になるよりも、信頼のおける人になったほうが何倍も「得」なのではないでしょうか?
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