主人公設定は「グッド・ドクター」と同じ?
今、最も話題の韓国ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」に熱い視線が注がれています。主人公の挨拶を真似る動画がTikTokで流行り、Netflixが独占配信する世界の約50か国でTOP10入りを果たす快進撃に加えて、新たなビジネスモデルの流れまで作り出しているからです。なぜ世界でヒットし、何がいったい新しいのか。解説していきます。
一見すると、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」は超定番の法廷ドラマです。発達障害の一種である自閉スペクトラム症を抱える主人公設定は日本でもリメイクされた「グッド・ドクター」を思い起こさせます。韓国ドラマファンでなければ、見逃されそうな作品ですが、登場人物の成長の描き方からエピソードごとの着地点まで、「人間味」で勝負する作品であることが勢いよく伝わってきます。
第1話から主人公ウ・ヨンウの天才的な頭脳と自閉スペクトラム症を自覚するキャラクターに惹き込まれていきます。父子家庭で育ち、大手法律事務所の新人弁護士として働き始めた彼女の姿に特別感を覚えるよりむしろ、思わず応援したくなる共感性を生み出しているからです。
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