「やる気が出ない」を即改善!東大生の凄い対処法 目標を分解し、できるところまで落とし込む

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「本を読もう」という目標を持っていても、具体的にどんな本をどれくらい読むのかが決まっていない状態では、どんどん優先順位が下がって、後回しにしてしまいます。「英会話のスキルを身につけよう」と決意したとしても、最初に何をすべきかが明確でないと前に進みにくいです。

だから東大生は、できるだけ物事を分解して計画を立てるということをしています。

やるべきことが可視化されると行動に移しやすい

人間は、やるべきことが可視化されている状態というのが一番行動に移しやすいです。例えば、コンビニでバイトしているときに、「レジでお客さんが待たされないコンビニを目指そうね」といってもなかなか行動に移せない人は多いです。

だからコンビニチェーン店のマニュアルには、「レジに2人以上お客さんが待っていたら応援に行くこと」と、具体的な指示が載っているところがあります。牛丼屋チェーンでも「お客さんのコップの水が少なくなったらお水を追加してね」ではなく、「お客さんがコップを45度以上傾けたらお水を追加すること」と具体的な数字も伴って指示が書いてあります。「お客さんに優しくしようね」みたいな抽象的な言葉ではなく、こうやって具体的に書いてあると、行動に移せる人がぐっと多くなるのだそうです。

ということで重要なのは、漠然としてしまっているやるべきことを細分化して、分解することです。東大生は、この分解のスキルが高いから、やるべきときにしっかりと努力をすることができるのです。「数学をやる」ではなく、「数学の何ページから何ページを、これくらいのペースで、これくらいの速さで終わらせる」を明確に持っている場合が多いのです。

東大生は、「ステップ化」というスキルを実行して目標を分解しています。1つの目標にも、いろんなステップがありますよね。「数学の問題集を3ページやる」ということでも、「まずは問題を1回解いてみる」「その採点をする」「解説を読む」「できていないところをノートに書く」なんて具合にステップにできるはずです。

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