体を鍛える場所、ジムが向く人・向かない人の違い 初心者か中上級者か、目的に応じて違ってくる

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一方の、宅トレのメリットもここで挙げておきましょう。

何より費用がかかりません。ジムなら月に数千円~1万円程度、年に換算すれば数万円から十数万円の出費になりますが、宅トレなら基本的に無料です。

手間がかからないのも宅トレのメリット。ジムでは着替えをし、運動後にはシャワーを浴び、元の服に着替えて帰路につく、それだけ手間がかかります。女性の場合は化粧の手間も加わるかもしれません。

宅トレなら部屋着のままでもOKですし、運動後にシャワーを浴びてそのままリラックスして床につくこともできます。また、自分の都合に合わせて運動できる便利さがあります。

宅トレでも負荷調整できる筋トレ2つ

最後に、難点だった細かい負荷調整が難しいという部分を克服する方法を、以下でご紹介します。

■スプリット・スクワット(お尻の大臀筋、太腿の大腿四頭筋とハムストリングスを鍛える)
①両足を揃えてから、一方の足を半歩うしろに引いてかかとを高く上げ、前足に体重を乗せる。背すじを伸ばして両手は腰に
②息を吸いながら、3秒かけて背すじを伸ばしたまま、両ひざを曲げて体を沈めていく。このときに体を浅く沈めれば負荷は弱く、深く沈めれば強くなる
③息を吐きながら、2秒で立ち上がる
※この動作を左右とも6~10回繰り返し、これを3セット行う

■プッシュ・アップ(胸の大胸筋、肩の三角筋、腕の上腕三頭筋を鍛える)
①両手を開いて指先を斜め外側に向けて床に付く。手の幅は肩幅より広めに。頭から足までを真っすぐに伸ばす。このときに手の幅を狭くすれば負荷は弱く、広くするほど強くなる
②息を吸いながら、3秒かけて背すじを伸ばしたまま両肘を曲げて体を沈めていく
③息を吐きながら、2秒で腕を伸ばす
※この動作を6~10回繰り返し、1分程度の休息を挟んで3セット行う

イラスト:竹口睦郁

坂詰 真二 スポーツ&サイエンス代表、フィジカルトレーナー

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さかづめ しんじ / Shinji Sakazume

フィジカルトレーナー、NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト。横浜市立大学文理学部卒。株式会社ピープル(現コナミスポーツ)にてディレクター、教育担当を歴任後、株式会社スポーツプログラムスで各種アスリートのコンディショニング指導を担当する。1996年に独立後、パーソナル指導、トレーナーの育成とともに、書籍、雑誌、TVなど各メディアで健康情報の提供を行う。8万部超えの「やってはいけない筋トレ」(青春出版社)、22万部超えの「世界一やせるスクワット」(日本文芸社)ほか著書多数。公式youtubeチャンネルはhttps://www.youtube.com/@shin.training-channel

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