トレーニングは健康づくりに有益ですが、やり方を間違えたり、体調が悪いときに行ったりすると、ケガや事故につながります。
特に、有酸素運動では運動を突然やめると、心臓に負担がかかります。実際、ランニング中の事故(心房細動、心停止など)の多くは運動中ではなく、運動を急に止めた際に起こっています。
家の周囲を走る場合は、信号などで足を止めざるをえないシチュエーションがありますが、ジムトレならつねに一定の強度で運動を続けられるため、こうした事故のリスクが低いのです。もちろんジムトレなら、車や自転車にぶつかったり、段差や凹凸で捻挫をしたり転倒したりするといった心配もありません。
ジムトレが合う人・合わない人
これらのジムトレのメリットを踏まえ、ジムトレが向いている人についてお伝えします。
ジムトレが向いているのは、トレーニング経験や運動経験が少ない、あるいは、ない人です。こういった人は、何をどれだけやればいいのかの判断はつきません。その結果、往々にして間違った方法を試してケガをしたり、強すぎる負荷で体を痛めたり、ということになりがちです。
ジムトレなら、スタッフが基本的な器具の使い方や、選ぶべき種目やポイントなどを教えてくれますし、各器具にはガイドラインが記載されています。
逆に経験が多く、知識が備わっている人は宅トレでもジムと遜色ないトレーニングが可能です。
ただし、自分のやるべき種目や強度、回数や時間が明確な場合は、複数人が共有するジムという空間がかえってわずらわしくなることもあるでしょう。使いたい器具を必ずしも使えるとは限らないからです。また、周囲の人の動きや話が雑音になって、集中しにくいというデメリットもあります。
体力に自信のない人、肥満あるいはそれに近い人もジムトレが向いています。先ほどお話したように、筋トレでも、有酸素運動でも、低強度からできるからです。
歩くのがつらければ、背もたれに寄り掛かるタイプの自転車に乗ってこげばいいのです。自転車と違って、軽い負荷で脚を動かすことが可能です。それでもつらければ、水中歩行という選択肢もあります。
筋トレについても同様です。肥満または肥満傾向の人にとって腕立て伏せや腹筋運動のような自体重トレーニングは負荷が強すぎて、適切な刺激を与えることができません。その点、マシンなら軽い負荷で、しかもシートに座った楽な姿勢で実施できます。
体力があって体が引き締まっている人なら、宅トレでもトレーニングは可能です。ただし、筋肉を大きくしたいという場合は、自重だけでは負荷が弱すぎるので、ジムトレが必要です。
そして何よりジムトレが向いているのは、自学・自主トレが苦手な人です。
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