週刊東洋経済 最新号を読む(5/16号)
東洋経済オンラインとは
ビジネス #Believe It

女性同士の「自虐大会」がキャリアに及ぼす悪影響 「Believe It」に学ぶ「叩かれてもめげない知恵」

11分で読める
  • 井口 恵 Kanatta代表取締役社長
2/6 PAGES
3/6 PAGES
4/6 PAGES

一方で、これから起業したいという人には、起業とは、世の中の少数派に入るということ。絶対に反対されるし、批判されますよ、と伝えています。

でも、たたかれるほうが正解だとも思うんです。何かを始めようとしたとき、みんなが応援してくれることというのは、すでにあるものや、新鮮味のないことである可能性が高い。ですから、みんなが「えっ」と驚き、たたかれるほうのアイデアこそ、採用するべきとも思います。

ライフスタイルを実現するための起業

新しいことを始めるときは、不安もありますよね。私も、起業当時は不安でした。以前は、会計士から転職してLVMHという大企業で働いていましたから、周りからは、いろいろ否定的なことも言われました。

「なんでわざわざ? 起業なんてやめたほうがいい」

「だまされてるんじゃないの」

「会計士でいたほうが絶対に安泰だって」

私を心配してくれているからこその言葉だったのでしょうが、手放しで応援してくれたのは、同じ起業家の人だけでした。ですから、理解してくれる人たちを見つけ、その人たちの中にいることも大事だと思います。

なにより、私には強い信念がありました。「会社員は嫌だ」と。ジェイミーさんのようなポジティブな信念とは言えませんが、私の場合、会計士としての稼ぎを優先するのか、それとも、プライベートもないほど忙殺され続けて生きるのかというとき、「起業して自分で決めた働き方をする」という道が理想だったのです。

うまくいくかわからなくても、信じてやることが重要。なんとなく思い込む、いわば、自分で自分を洗脳することが、むずかしいかもしれませんが、大事だと思います。普通に考えたら、自分の将来の可能性なんて目に見えないものは、信じることができないわけですが。

起業家と言えば、「これがやりたい」というビジョンのもとで起業した人にスポットライトが当たりますが、私の場合は、全然違うモチベーションで、ライフスタイルを実現するための起業だったわけですね。

ですから、ジェイミーさんとは、根本的に違うところがあります。ジェイミーさんの場合は、あまりに忙しくなりすぎて、燃え尽き症候群になってもいます。最後は、会社を売却もしています。

次ページが続きます:
【アメリカと日本では会社への考え方の違いも】

5/6 PAGES
6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象