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女性同士の「自虐大会」がキャリアに及ぼす悪影響 「Believe It」に学ぶ「叩かれてもめげない知恵」

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  • 井口 恵 Kanatta代表取締役社長
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『Believe It 輝く準備はできてるか』の中で意外だったのは、女性同士で話していると、自虐大会のようになるという話です。日本ではまさにその状態なんですが、アメリカでも状況は同じなのかと思いました。

女性は、自分を卑下することで盛り上がりがちですし、自慢をすると、「マウントをとっている」と解釈されて、仲間外れにされてしまうことがあるんですよね。

そんな空気の中では、実際には稼いでいても、そうは言えないでしょう。日本では、「稼ぐ=いやらしい」というイメージもあります。でも、本来、稼ぐということは、それだけ人の役に立つことをして、たくさん納税しているという、いいことだと私は思います。

本当に女性が社会的な地位を上げていくために、自分を卑下したり、稼ぐことはいやらしい、といった感覚は、変えなければいけないと思っています。

仲間の存在も原動力になる

ジェイミーさんは、親友を雇って、その人の人生を背負っているという意識の中で仕事をしていますよね。私も経営者ですから、従業員の人生を背負っていますし、自分のプライドを気にしている場合ではないという感覚があります。

自分が結果を出さなければなりませんし、「ここでうまくいかなかったら、この業界ではやっていけない」というプレッシャーを原動力にしてきたところもあります。

ただでさえ、ドローンも、宇宙業界も、男性ばかりの世界。そんな世界でやっていくために、引っ込み思案なところは消して、大きな声を出して、周囲に自分を印象付けながら度胸をつけてきました。

経営者であれ会社員であれ、圧倒的な成果を出す人は、同じく圧倒的な成果を出している先輩に引き抜いてもらうという経験をしていると思います。ですから、まずは、先輩方に「引き抜いてもらえる」存在になれるように、必死でがんばってきました。

それも、ともに仕事をする従業員がいるからできたことです。人間は、たった1人では原動力も生まれませんし、何もできません。

何かをしたいなら、自分が何をしたいのかを赤裸々に話し、周囲にメッセージを発することがファーストステップだと思います。それがなければ、そもそも応援団も集まらないわけです。自分の考えを発信すれば、共感する人は必ず出てきます。

これからチャレンジしていきたいという人は、本書を読んで勇気をもらってほしいと思います。

(構成 泉美木蘭)

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