暑さで熱が体にこもって汗が噴き出るようなときは、手のひらにある「労宮」を冷やすのがお勧めです。タオルで巻いた保冷剤を握るとよいでしょう。水道が近くにある場合は、ひじから先をザーッと水で洗ってもよいと思います。
・体にこもった熱を冷ますツボ
労宮(ろうきゅう)手のひらの中心
予防にはお腹のツボと足のツボ
予防には、お腹のツボである「中脘」「関元」「足三里」に刺激を。夏ばて予防には胃腸を健やかに保つことが重要ですが、お腹や足は冷えやすいので、ツボ刺激で血流をよくして温めてあげます。
・お腹や足を温めるツボ
中脘(ちゅうかん)へそとみぞおちの真ん中
関元(かんげん)へその下、指4本分
足三里(あしさんり)ひざの外側、指4本分
漢方では、夏の時期を健やかに過ごすことで、冬に悪化する冷えや痛み、呼吸器の症状などが好転する「冬病夏治(とうびょうかち)」という考え方があります。ぜひ、これを機に夏の養生と漢方について知り、これから迎える季節のためにも、日々を快適に過ごしていただければと思います。
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