育児は「辛い義務」として語られることも多々ありますが、knockoutさんは育児に「喜び」や「やりがい」や「感動」を数多く見出し「幸せな権利」として捉えています。それは育児が彼の性質に合っていたからで、だからこそ専業主夫生活を10年以上続けてこられたのでしょう。
でも、そんな彼ですら、専業主婦(夫)という生き方が誰にとっても幸せとは限らないと念を押すのは、大事なポイントだと私は感じました。
いい意味でも揶揄としても、「専業主婦(夫)は楽で幸せ」と言われることがあります。もちろん、それは個人が自分自身の体験の感想として言うのはアリでしょう。
でも、私自身は、knockoutさんと同じような理由で「向き不向きがあまりに激しい世界なので、人によっては必ずしも幸せとは限らない」と考えています。なぜなら、私自身も妻のKさんと同じく、専業主婦という生活に合わなそうなタイプだとわかっているからです。
さらに、世の中の専業主婦(夫)が、必ずしも自分の希望で専業になったとは限りません。パートナーの希望、仕事との両立の難しさ、子どもの体調や性質の都合など、不本意に専業主婦(夫)になった人はたくさんいます。そういう経緯で専業主婦(夫)になって、やってみたら相性がとても合わなかった、という場合の生活はかなり苦しいもので、それは決して「楽で幸せ」ではないと思うのです。そのうえ、専業主婦(夫)には、再就職の難しさという壁も待っています。
今回のつかれないヒント
「専業主婦(夫)」が性に合って幸せな人もあれば、そうでない人もいる。いい悪いとかどっちが上とかの話ではなく、単純に向き不向きの話です。だからこそもし「専業主婦(夫)」という選択をするなら、自分との相性を見極めるのはかなり大事だし、他人が「専業主婦(夫)」をひとくくりにして「楽で幸せ」と決めつけないことも大事、とあらためて今回の取材で思ったのでした。
というわけで、今回のつかれないヒントは……
↓
専業主婦(夫)は恵まれた立場のように言われることもあるけど、
実はかなり向き不向きも激しい。あらためて自分に合っているかを考えてみて。
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