経済の軟着陸は「達成がより困難」と発言
パウエル議長は23日、前日の証言と同様に、経済のソフトランディング(軟着陸)については、達成が「著しく、より困難なものになっている」と発言。「過去数カ月の複数の出来事、特にガソリン価格を押し上げている戦争」が影響しているとの見解を示した。一方で「リセッションは不可避だとは考えていない」と述べた。
公聴会では連邦準備制度のタカ派姿勢に対し、主に共和党議員から支持が示されたが、民主党議員らは利上げが高騰するガソリンや食品価格に対して効果がなく、失業者を増やす恐れがあると主張した。
パウエル氏は労働市場を損なうことなく物価を押し下げることは可能だと発言。目標は需要を緩和させることであり失業を招くことではないと説明。「われわれの手段は切れ味の悪いものだが、幅広い総需要に対処する上で正しい手段だ」と述べた。
通貨高のインフレ緩和効果にも言及
パウエル議長は、金融引き締めが景気過熱と物価高の抑制に作用するチャンネルの一つとして、為替レートを通じたインフレ緩和効果に言及した。
議長はドル高を明白に支持することはなかったが、現在の環境では通貨高はプラスに働くとの見方を暗に示した。
原題:Powell Hammers Home ‘Unconditional’ Commitment to Cool Prices
Powell Says He Doesn’t Think a Recession Is Inevitable: TOPLive
Powell US Senate Testimony: TOPLive Transcript
House Financial Services Committee hearing Monetary Policy and the State of the Economy, sked FINAL(抜粋)
(パウエル議長の発言を追加して更新します)
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著者:Jonnelle Marte、Steve Matthews
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