「住みよさランキング2022」関東&北海道・東北編 まちの強みをグラフを用いて視覚的に解説

✎ 1〜 ✎ 71 ✎ 72 ✎ 73 ✎ 最新
拡大
縮小

北海道・東北ブロックの上位は、天童市、盛岡市、会津若松市。住みよさランキングでは、気象庁発表の「平年値※」データを用いているが、今回はその気象データの更新があった。北日本では、「月平均最高気温の最高値」(つまり、日々の最高気温を月ごとに平均した値)の上昇はあまりみられない一方で、「月平均最低気温の最低値」は平均0.4度程度上昇した。

15位にランクインしている名寄市は、全国で最も低い「月平均最低気温の最低」をもち(※)、その数値は零下14.6℃である。しかしながら、前回の平年値データ(1981~2010年基準)と比べると、1.2℃も上昇しているのである。気温の上昇を裏付けるようなデータであり、興味深い。

※なお、住みよさランキングの算出に用いた「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」の各カテゴリや、算出基準となっている各指標の詳細は「『住みよさランキング2022』全国総合トップ50」で説明している。
※グラフの上から、各ブロックの1位〜20位となっている。
※表は、各自治体の各カテゴリ偏差値を合計し、100とした。それぞれのカテゴリの占める割合をパーセンテージで表示している。
※「平年値」データとは、気象庁の説明によれば「西暦年の1の位が1の年から数えて、連続する30年間について算出した累年平均値」のこと。前回までは1981~2010年のデータを利用しており、今回は1991~2020年のデータに更新した。
※「平年値」データは、各自治体の役所所在地を含むメッシュのデータを利用している。
次ページ関東ブロックのトップ20は?
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT