初公開!「住みよさランキング2022」【子育て編】 全国と東京・名古屋・大阪の3大都市圏別に集計

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子育て世代にとって住みやすいまちはどこなのでしょうか?(kikuo / PIXTA)

東洋経済新報社が毎年発表している住みよさランキング。様々なデータを収集し、全国812市区(千代田区・中央区・港区を除く)を対象にランキングを作成している。毎年注目されている総合評価は、全20指標の平均偏差値をもとに順位付けしており、各都市の「総合力」を多面的に評価しているものである。

一方で、「総合的なよさ」ではなく、自分のライフステージ、ライフスタイルに「特化したまちのよさ」を知りたいという場合、例えば、子育て世帯にとっての「住みやすいまち」はどこだろうか。子育て世帯と一人暮らしの世帯では、求めるものが違ってくる。

「子育てするならどこがいい?」という視点で選出

例えば、子育て世帯は近くに公園がないと子供を遊ばせるのに苦労することになるが、大人であれば、並木道でもランニングやウォーキング等で体を動かすことができる。個人個人で異なる優先度も当然あるが、ライフステージの違いによる優先度の違いがある。どのような生活がしたいかによって、つまり、どの指標を重視するかによって、「住みよい」と感じる都市の顔ぶれも変わってくるのではないだろうか。

今回は、「子育てするならどこがいい?」という視点で選んだ12の指標で算出したランキングをお届けする。日本の少子高齢化は待ったなしの状況で、各自治体も様々に工夫をこらした施策をおこなっている。来年4月には子育て及びこども自身の健やかな成長に関する施策を総合的に担う「こども家庭庁」も発足する。「子育てのしやすさ」は広く共有されるべき観点だといえるだろう。

次ページ今回採用した指標とその理由を解説
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