採用した指標とその理由は以下の通りとなっている。詳細は「住みよさランキング2022」算出指標による。なお、子育てに特に重要視される「安全度」カテゴリーの③④の指標については、偏差値を2倍として重みづけした。各偏差値を合計し、合計ポイントが多い順にランキングを作成した。なお、一部指標の極端な影響を避けるため、偏差値80以上の値は「80」と調整している。
③ 20~39歳女性人口当たり0~4歳児数×2倍 実際にこども世帯の人々が集まっているか
④ 子ども医療費助成×2倍 公的補助制度が充実しているか
⑤ 人口当たり刑法犯認知件数 子供の安全が確保されるか
⑥ 人口当たり交通事故件数 子供の安全が確保されるか
⑧ 人口当たり大規模小売店店舗面積 子連れでも買い物がしやすい店舗が多いか
⑨ 飲食料品小売事業所数 日々の買い出しは便利か
⑫ 水道料金 日々の生活費は安いか
⑭ 天候の平年値データ 過ごしやすい気候であるか
⑮ 都市公園面積 子供たちが遊べる空間があるか
⑱ 1人当たり所得 経済的に安定しているか
⑲ 1住宅当たり延べ床面積 広い住居に入居しやすいか
全国と3大都市圏でランキング
ランキング表は、全対象市区(812市区)と、人口が集中する3大都市圏それぞれ(東京圏、名古屋圏、大阪圏)の4つにまとめた。東京圏は東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県。名古屋圏は愛知県、岐阜県、三重県。大阪圏は大阪府、兵庫県、京都府、奈良県となっている。こちらも合わせて参照されたい。
全国トップ50のランキングでは通常の「住みよさランキング」順位とは違い、九州勢の多さが目立つ。もちろん、総合順位で上位に多い北陸勢もランクインしているが、今回のトップ50位には、鹿児島県が9市、熊本県が6市、福井県、石川県それぞれ5市がランクインした。九州地区はもともと刑法犯発生件数が低く、治安のよさでは定評があった地域でもある。
今回のランキング算出にあたって重視した『(子育て)安心度』カテゴリーの第1位は、鹿児島県奄美市。利便度や富裕度では順位は低いものの、総合では10位になった。それでは実際のランキングを見ていこう。
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