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学歴、親の所得によっても未婚率が変わってきます(写真:シルバーブレット/PIXTA)
国勢調査では10年に1回、最終卒業学歴のデータを調査しています。先ごろ行われた2020年はその10年に1回に当たります。学歴別のデータと年齢別配偶関係のデータを掛け合わせると、学歴別の未婚率が計算可能です。
今回は、10年ぶりに更新された学歴別の未婚率についてみてみましょう。
男女で大きく異なる年齢・学歴別の未婚率
各年代5歳階級別の最終卒業学歴別の未婚率を、それぞれの性別の年代別全体未婚率との差によって示したグラフです。個別の細かい数字ではなく、「高卒以下」「短大・高専卒」「大卒以上」の3つに分類した場合の、男女の違いの全体像を見比べていただきたいと思います。
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暖色系にしたものが生涯未婚率対象年齢である45~54歳の未婚率です(※当該データに不詳補完値はないため、ここでの未婚率計算式は従来型の不詳除く計算式。不詳補完値と不詳除く計算式の違いについてはこちらの記事〈『「生涯未婚率の数字」なぜか2つ存在するカラクリ』〉を参照)。
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