寒い場所と暑い場所で、ゴルフは大違い 3つのポイントを押さえておこう

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そして3、それぞれの芝種に合った打ち方があり、それを習得するとスコアアップにつながります。特に変わるのがアプローチとラフからのショットです。抵抗が弱い芝はクラブヘッドが抜けやすいので、サッと振るだけでボールは飛んできます。芝の抵抗が強い場合は、サッと抜けないので、抜ける打ち方をします。

それには、どちらもインパクトで打ち込まず、後ろの芝ごとクラブのソールで地面と平行に滑らすように振り抜くのです。そうすると芝の抵抗が少なく抜けやすいので、距離感も出ます。距離の長いラフからのショットはフェースをまっすぐ構え、短いアプローチではクラブフェースをオープンに開きます。この打ち方はひざと腰がポイント。どちらもソールを滑らすために、ひざの高さを変えず腰の回転を止めずに振り抜くことです。

時代が変わってもホールの攻め方は不変

気温で変わるボールの飛距離や、場所で変わる芝種、そしてそれに合った打ち方があります。それらがわかればゴルフがより楽しめます。でも、変わらないなあと思うことが一つあります。時代が変わって、ボールの飛びが格段に増し、クラブが大いに進化しても、変わらないのは攻め方です。

ホールに対していちばん良い攻め方は普遍だと思います。その攻め方の基本パターンは三つ。1.いちばん良い場所はどこかを見つける。2.いちばん行ってはいけない場所を把握する。3.まずまずの場所はどこかを確認する。つまり、1.と2.以外の場所です。これを頭にたたき込んだら、クラブを抜いて、最高の場所めがけて思いっきりスイングする。アドレスした時点で、ボールの飛ぶ方向は7割決まるので、あとは思い切りだけです。

週刊東洋経済 1月31日号

小林 浩美 プロゴルファー

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こばやし ひろみ

1963年福島県生まれ。89年にプロ初優勝と年間6勝を挙げ、90年から米ツアーに参戦、4勝を挙げる。欧州ツアー1勝を含め通算15勝。現在、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)会長。所属/日立グループ。

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