そして3、それぞれの芝種に合った打ち方があり、それを習得するとスコアアップにつながります。特に変わるのがアプローチとラフからのショットです。抵抗が弱い芝はクラブヘッドが抜けやすいので、サッと振るだけでボールは飛んできます。芝の抵抗が強い場合は、サッと抜けないので、抜ける打ち方をします。
それには、どちらもインパクトで打ち込まず、後ろの芝ごとクラブのソールで地面と平行に滑らすように振り抜くのです。そうすると芝の抵抗が少なく抜けやすいので、距離感も出ます。距離の長いラフからのショットはフェースをまっすぐ構え、短いアプローチではクラブフェースをオープンに開きます。この打ち方はひざと腰がポイント。どちらもソールを滑らすために、ひざの高さを変えず腰の回転を止めずに振り抜くことです。
時代が変わってもホールの攻め方は不変
気温で変わるボールの飛距離や、場所で変わる芝種、そしてそれに合った打ち方があります。それらがわかればゴルフがより楽しめます。でも、変わらないなあと思うことが一つあります。時代が変わって、ボールの飛びが格段に増し、クラブが大いに進化しても、変わらないのは攻め方です。
ホールに対していちばん良い攻め方は普遍だと思います。その攻め方の基本パターンは三つ。1.いちばん良い場所はどこかを見つける。2.いちばん行ってはいけない場所を把握する。3.まずまずの場所はどこかを確認する。つまり、1.と2.以外の場所です。これを頭にたたき込んだら、クラブを抜いて、最高の場所めがけて思いっきりスイングする。アドレスした時点で、ボールの飛ぶ方向は7割決まるので、あとは思い切りだけです。
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