パッティングの名手が自問する言葉とは?

ストロークの迷いを絶ち切るスイッチ

友利勝良は、寡黙なシニアツアーの選手である。温厚で朴訥な人柄ゆえ、日本だけでなく、海外赴任した日本人にも根強いファンがいる。その彼がしみじみとつぶやいた言葉が、ずっと響いていた。

「結局、最後はパッティングですね。それをここ数年、つくづく感じます」

この言葉だけなら、至極当然のことなのだけど、友利に言われると、ふと深読みしてしまったのである。そして、そうだ、そうなんだと閃いた。

ショットでは、いろいろな手が使える

「ショットならば、ボールを自在に曲げられる。ショートゲームでも、フェースの開き加減や球筋で、転がしもロブでもいろんな引き出しが持てる。けれどパッティングでは、スライス、フックでも、ストロークは同じですからね、引き出しを駆使して使い分けることができない。ただひたすら、忠実にまっすぐストロークする。距離感、スピード、読み。それらのすべてが備わって、成否が決まるわけなんだ」と、僕が一気にしゃべった。

「でしょう!」と友利が言った。どんなベテランでも、強い選手でも、ことパッティングだけは、なかなか思うようにいかない。だから、球聖ボビー・ジョーンズは「ゴルフという不思議なゲームの中で、もう一つ別の不思議なゲーム、それがパッティングだ」と名言を残しているわけだ。

次ページパッティングが決まらないと勝てない
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 自衛隊員も学ぶ!メンタルチューニング
  • 岐路に立つ日本の財政
  • 男性学・田中俊之のお悩み相談室
  • iPhoneの裏技
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
アマゾンに勝つ経営<br>諦めるのは、まだ早い!

ネット通販の巨人アマゾンが小売業者を次々駆逐している。ただ、活路はある。負けないためのキーワードは「ラストワンマイル」と「サブスクリプション」。ポストアマゾン最右翼の中国企業や、日本のネットスーパーなどの最前線をルポ。