生きづらさ助長「コンプレックス」との付き合い方 劣等感が強い人はハラスメントしてないか注意

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他者からのひと言が、“悪しき呪文”となってもたらすものとは?(写真:IYO/PIXTA)

こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。

誰にでもあるコンプレックス(劣等感)は、適度なものなら成長を促すプラスの原動力になりますが、過度になると、生きにくさを助長させます。他人よりも劣っていると自分を貶めるだけでなく、被害者意識を持ち、他者に対しての攻撃性を持ってしまうこともあります。

また、ひとたびその感情が湧き出ると、著しくパフォーマンスがさがることも。自分のコンプレックスと向き合うのは嫌なことでもありますが、うまく付き合っていく方法をお伝えしたいと思います。

コンプレックスは自然発生するものではない

コンプレックスは、自然発生するものではなく、他者からの評価や言動が大きく影響します。要するに後天的に育まれる感情であるということです。例えば、自分の容姿に自信が持てずに幾度となく美容整形を繰り返す人がいます。

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話を聞くと、こうした人の生育歴には、子どもの頃に誰かと比べられたり、「可愛くない」といったことを親や身近な人に言われたことがコンプレックスのもとになっていることが多いと感じます。

また、体育の授業などで「鈍い」と言われたことが原因で、運動能力に劣等感を感じるようになり、その結果、スポーツそのものが嫌いになってしまうようなケースもあります。

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