「中古マンション」最も売れやすい意外な「築何年」 築浅だから売れるわけではない中古市場の動向

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中古住宅や中古マンションの人気が高まっています(写真:Junktion/PIXTA)

近年、中古住宅、特に中古マンションの人気が高まっている。人気の理由は、中古住宅の価格が新築に比べて手ごろであり、新築と遜色ない築浅のものから1000万円台などの低価格な築古のものまで、実にバリエーションが多いことにある。だからといって、住宅を売り出せば簡単に売れるというわけでもない。需給バランスなどさまざまな事情で、売りやすさや買いやすさの面で違いもあるのだ。

中古マンション市場の現状は?

中古マンションの価格は、近年上昇を続けている。その傾向はコロナ禍にあっても変わらない。東日本不動産流通機構が公表している「首都圏不動産流通市場の動向(2021年)」を見ると、成約した中古マンションの1㎡当たりの平均単価は2013年以降上昇を続けている。

この背景には、新築マンションの供給状況の変化がある。人口や世帯数の減少と住宅ストック過剰(家余り)の状況を受けて、新築マンションは近年供給戸数を絞っている。その結果、売りやすい利便立地や再開発による大型物件(タワーマンションなど)など高価格帯のものを中心に供給しているため、平均価格が高騰している。

不動産経済研究所の調査によると、2021年の首都圏の平均価格は6260万円、㎡単価は93.6万円だった。タワーマンションの高層階は億ションとなり、2021年の住戸価格の最高額は13億7000万円(専有面積238.55㎡)だった。中古マンションの㎡単価(59.8万円)と比べると、1㎡当たり33.8万円の開きになる。65㎡に換算すると約2200万円の価格差となる。

“高嶺の花”となった新築マンションには、一般の家庭では手が届きにくくなり、中古マンションに目が向くというわけだ。加えて、リノベーションのスキルも高まり、築古のマンションを居住性が高くデザイン性にも優れたものに生まれ変わらせることも可能になった。特に若い世代では、 “中古”に対する苦手意識も減っている。

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