また同じ話!上司にそれとなく伝える「言い方」 帰り際に仕事を頼まれたときはなんと言う?
こんな言い方も→そうだったのですね。30代のご苦労が今の部長を作っているなんて感動です!
何度も聞いているという事実にはあえて触れず、好ましい感想だけを伝えるのもOK。目を輝かせていきいきとした表情で、唇は縦よりも横に大きく使うようにして言えれば完璧。
ただしこの場合、同じ話をまた聞かされる羽目になる可能性は覚悟しておいたほうがよいでしょう。相手が同僚や友人の場合なら、「君のいちばんうれしいときの話だから何度でも聞くよ」と笑顔で言えば、角は立ちません。
カタカナ語がわからない!
〇その単語、今初めて聞いたんです。どういう意味ですか?
×うそをつくと後々大変なことになるおそれも……
本当はわからないのに、ついわかったふりをしてしまうと、その会話が続く間中、気が気じゃないはず。だからといって、途中で「やっぱり教えてください」とも言い出せず、ドツボにハマる結果に……。
実はあなたが知らなかったインサイトドリブンに関する話題です。私たちの表現には「統一性の原則」が働きます。
したがって、やっていないけれど「ああ、インサイトドリブン、よくやっていますよ」と一度口にしてしまうと、そのあとインサイトドリブンの話が続く間ずっと「さあ、困った」と内心の焦りが生じます。
わからないことについて、わかったふりをせず「知らない」ことをなるべくはやく、はっきり言ってしまったほうが、楽になります。自己表現の「統一性の原則」にどこまでも振り回されていくと、最初に自分がついたうそが雪だるまのように大きくなる悲喜劇的な状況になります。
〇教えを乞うことで相手を立てる
変に見えを張らず、わからないことはわからないタイミングで聞いておけば、その後の会話もスムーズです。「教えてほしい」と言えば相手も喜んで、「こういうことですよ」と教えてくれるでしょう。
相手の説明で疑問がすっかり解決したら、「実はずっと気になっていた言葉なので、意味がわかってうれしいです」と感謝を伝えれば、その素直さで相手に好印象を与えられるはずです。
知らぬは恥だとか、おろかだとかいうおかしな先入観にとらわれてしまうと、せっかくの成長の機会を逸します。経験の浅い若い人はなおさら、「わからない」という本音を隠す必要はありません。
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