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「圧倒的成功する創業者は技術者」という説の真実 非技術者だからといってうまくいかない訳でない

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スタートアップの世界では、CEOは技術者がいいのかどうかよく議論される。専門技術を持つ人材がトップに不可欠だという人もいれば、ビジネスについての見識のほうが重要で、エンジニアに会社経営はできないという人もいる。しかしデータによれば、どちらも同じくらい重要だ。

10億ドル達成企業の創業者CEOのタイプは、ほぼ真っ二つに分かれる。50.5パーセントが実務家、49.5パーセントが技術者だ。CEOに次ぐナンバーツーは、技術者である確率がもう少し高い。10億ドル達成企業のCxOの70パーセントが技術者で、だいたいはCTO、医療関連企業ならCSOといった役職についていた。

通常のスタートアップ企業のグループでは、CEOの40パーセントが技術者だった。このことから、10億ドル達成企業では技術者が創業者CEOとなる確率がやや高いとは言える。

10億ドル達成企業のCEOとCxOは、無作為グループ(通常のスタートアップ企業)に比べれば技術者が多いが、それでも創業者CEOが技術者ではないケースが半分を占める。 (出所)『スーパーファウンダーズ 優れた起業家の条件』(出所:すばる舎、図版©Ali Tamaseb)

ナンバーツーにこそ技術者を迎えるべき!?

それでもスタートアップ企業のトップが技術者でないケースもたくさんある。たとえばグラフィック・デザインのソフトウェアを開発したキャンバ(Canva)のメラニー・パーキンスはコードを書けない。

パーキンスは多くの人が、自社のカタログを制作しようとして、インデザインやフォトショップといったプロ仕様のソフトの扱いに四苦八苦するのを見てきた。

彼女はデザインの質を落とさず簡単に使えるツールとテンプレートを提供したいと考えた。彼女と共同創業者のクリフ・オブレには、明確なビジョンがあり、ソフトウェアを開発するために、グーグルで働いたことのあるキャメロン・アダムスを共同創業者として迎えた。

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【創業者が技術者でも違っていても】

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