「圧倒的成功する創業者は技術者」という説の真実 非技術者だからといってうまくいかない訳でない
テクノロジーと金融市場についての深い知識が、コインベースを築くのに必要なスキルとなった。同社は、評価額80億ドルに達している。アームストロングは以前、オンラインの個人指導の会社を起こしてCEOを務めていたため、コインベースの事業を運営できるだけの事業経験もあった。
「条件に当てはまるかどうか」で成否は決まらない!?
その他、創業者については、「単独での創業は避けるべき」「創業チームが親戚・家族どうしだとうまくいかない」などさまざまな俗説があるが、成功事例を見ていくと、必ずしもあてはまらない。
このように、シリコンバレーでまことしやかに囁かれてきた「成功パターン」がいくつかある。しかし、そのどれかに当てはまらないという理由で資金調達できなかった企業はいくつあるだろうか。そしてそもそもこれらの条件に当てはまらないという理由で、成功するかもしれないのに起業しなかった人がどのくらいいるだろうか。
こうした疑問から、私はデータを集める以外に、10億ドル達成企業の創業者(有名な人以外にも)から直接話を聞いている。私が調査をなった2005年から2018年の期間に創業され、評価額10億ドルを達成した企業は200を超える。その多くは、あなたも名前を聞いたことがあるだろう。
調査結果を見ると、いくつかの要素はまったく問題ではないことがわかるはずだ(だから心配するのはやめよう!)。また成功する確率を上げる要素がいくつかあり、それが考え方を変えるきっかけになるかもしれない。
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