「GAFAやめました」若者が離れ始めた根本理由 現地取材!歪められた「アメリカンドリーム」
GAFAは「救世主」であり続けるか
ニューヨークに来て、半年が経とうとしている。
「雑踏」という言葉がぴったりのマンハッタンは、ビジネスパーソンから観光客、ベンダー(屋台)で物を売る人と、本当にいろんな人が行き交っている。車のクラクション音を聞かない日はなく、まさにそうした喧騒、活気が、アメリカ経済の原動力とも思える。
それにしても、スマホの「ながら歩き」が多い(苦笑)。東京よりも断然多い印象だ。両耳には白いヘッドホンが輝き、後ろから怒鳴られているのかと錯覚するくらい、大きな声で電話するビジネスパーソン。スマホを見ながら道順を確かめる観光客。よくもまぁ、ぶつからないものだ、と感心さえしてしまう。そして、手にしているスマホ、使っている機能。多くがグーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンの「GAFA」のものだ。
いまや、彼らが提供するサービス、製品、機能がないと暮らしていけないとも言われる。それは、こちらニューヨークでも同じだ。そんなITジャイアントは、私たちの生活を、格段に「快適」にしてくれた。
その一方で、「すべての情報を握られているのでは」という不安があるのも確か。これからも、彼らが「救世主」であり続けるか、とあえて疑問を投げかけようというのが、今夜、『ニュースウオッチ9』で伝えようとしていることだ。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら