東京には「GAFAに勝つ潜在力」がある根本理由 テック4強の経済圏は「現代の護送船団」だ
GAFAは現代の護送船団だ
GAFAは現代の護送船団ですね。かつては国や銀行がその役割を担っていましたが、今はGAFAが取って代わっている状態だと思っています。
たとえば、かつて日本は、半導体や自動車の開発においては、護送船団方式で非常にうまくいっていました。日本車が売れに売れた時代、トヨタ、ホンダ、日産などは、行政と密接な関係にあって、政府に自社の輸出出荷台数の枠を増やしてもらうことで売り上げを伸ばしていた。行政が取りまとめる、国家主導の技術開発も当たり前でしたし、そこにメリットもあったわけです。金融においても、当時は財政投融資を使って投資できました。
しかし、いまは、逆に金余りの時代です。先進国になり、政府だけでなく民間も投資ができる。だから国に頼るメリットが薄れてきたわけです。



















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